舌苔や口臭にガムは効果がある?

舌苔や口臭にガムは効果がある?

ガムは、唾液を増やして一時的に口臭を抑える効果が期待できます。ただし、舌苔を根本的に取り除いたり、口臭の原因を治したりするものではありません。使うなら、砂糖入りではなくシュガーレスガムを選び、舌の清掃や歯みがきと組み合わせることが大切です。

舌苔や口臭にガムは効果がある?

ガムをかむと唾液の分泌が増え、口の中がうるおいます。唾液には、口の中の食べかすや細菌を洗い流す働きがあるため、口の乾燥が関係する口臭は、一時的に軽くなる可能性があります。

一方、舌の表面に付着した舌苔をガムだけで十分に落とすことはできません。舌苔が厚い、口臭が長く続くといった場合は、ガムだけで解決しようとせず、舌の清掃や歯科医院での確認が必要です。

目的 ガムで期待できること 注意点
口の乾燥を和らげる 唾液を増やし、口の中をうるおす 効果は一時的なことがある
一時的な口臭対策 香りや唾液によって臭いを感じにくくする 原因そのものがなくなるわけではない
舌苔を取る 唾液やかむ動作による洗浄が期待できる 厚い舌苔を十分に除去する方法ではない

ガムで舌苔が取れにくい理由

舌苔は、舌の表面にある細かな凹凸に、細菌、食べかす、粘膜のはがれたものなどが付着した状態です。ガムをかむ動作は舌を直接こするものではないため、舌苔が目立つ部分を確実に取り除くことはできません。

舌苔は、口の乾燥、舌の動きの低下、口の中の清掃不足などで増えることがあります。ただし、舌苔があるからといって、必ずしも病気があるとは限りません。強くこすると舌を傷つけるおそれがあるため、無理に削らないでください。

口臭対策としてガムを使う方法

ガムを使うなら、口臭を一時的に抑える補助的な方法として取り入れます。次の点を意識すると、虫歯のリスクを増やしにくくなります。

  1. 砂糖入りではなく、シュガーレスガムを選ぶ。
  2. 食後や口の乾燥が気になるときに、表示された方法に従ってかむ。
  3. 香りで臭いを隠すだけでなく、歯みがきや舌の清掃も行う。
  4. あごに痛みがある場合や、長時間かみ続けて負担を感じる場合は中止する。

シュガーレスであっても、ガムをかめば歯みがきが不要になるわけではありません。糖類を含むガムは、虫歯の原因になり得るため、口臭対策を目的に常用する場合は成分表示を確認しましょう。

舌苔を減らすにはガム以外のケアも必要

舌苔が気になる場合は、舌ブラシや舌クリーナーを使い、舌の奥から手前へ軽い力で清掃します。頻繁にこすったり、痛みが出るほど力を入れたりする必要はありません。

  • 歯ブラシで歯の表面と歯ぐきを清掃する
  • 舌の表面は専用ブラシなどでやさしく清掃する
  • 水分をとり、口の乾燥を避ける
  • 入れ歯を使っている場合は、入れ歯も清掃する

舌苔が少なくても口臭が続く場合は、歯周病、虫歯、清掃しにくい部分の汚れなどが原因のことがあります。口臭の原因は舌苔だけとは限らないため、ガムや舌清掃だけで判断しないことが重要です。

口臭が続くときは歯科医院で確認する

一時的な口臭ではなく、ケアを続けても臭いが気になる場合は、歯科医院で歯や歯ぐき、舌の状態を確認してもらいましょう。歯ぐきからの出血、腫れ、歯の痛み、舌の痛みやただれがある場合も、受診を先延ばしにしないでください。

舌苔が急に厚くなった、色や状態が以前と違う、食事や会話に支障があるといった場合は、自己判断で強くこすらず、医療機関に相談してください。

ガムは、唾液を増やして口の乾燥による口臭を一時的に和らげる補助策です。舌苔を根本的に除去する効果や、口臭の原因を治療する効果は期待できないため、シュガーレスガム、歯みがき、やさしい舌清掃を使い分け、口臭が続くときは歯科医院で原因を確認しましょう。